真皮とは? 【その2】
それでは、次のステップ「真皮とは?【その2】」を図をもって、解説していきたいと思います。
まずは、こちらをご覧ください。
上記の通り、4つの成分があります。では、解説していきます。
真皮の構造は、主にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などで作られています。
網目状になっているのが、「コラーゲン」で、そのコラーゲンにまとわりついているのが、「エラスチン」です。
そして、網目のようなネットワークを作っているコラーゲンのすき間に埋まっているのが、「ヒアルロン酸」です。
最後にこの3つの要素「コラーゲン」、「エラスチン」、「ヒアルロン酸」を生み出す役割があるのが、
「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」です。
それでは、1つずつ説明していきます。
「コラーゲン」とは?
最初のコラーゲンは、
とても丈夫な太い弾力性のあるものです。真皮内に網目状、ネットワーク状のように張り巡らされており、このコラーゲンが少なくなることにより、肌の弾力性がなくなり、シワやたるみができやすくなります。
「エラスチン」とは?
次にエラスチンです。
こちらもコラーゲン同様、弾力のあるもので、網目状にあるコラーゲンをしっかりと支える働きをしています。
これも、年齢とともに少なくなり、シワやたるみの原因になります。
「ヒアルロン酸」とは?
ヒアルロン酸は、網目状にあるコラーゲンの間に埋まるようにあり、ゼリー状になったものです。
これも、ゼリー状のため弾力があります。主な働きは、水分を保つ役割をしていて、うるおいを与える場所です。
化粧品などで、このヒアルロン酸が入っているのは、保湿の役割が高いからですね。
「線維芽細胞」とは?
これは、真皮内にある「コラーゲン」、「エラスチン」、「ヒアルロン酸」を生み出す役割を担っていて、この線維芽細胞が衰えると、質の高い「コラーゲン」、「エラスチン」、「ヒアルロン酸」が生成されないため、さきほど申し上げた役割、弾力性や保水力が弱まってきます。
真皮は、ベットのマットレスに例えられます。
真皮をマットレスで例えるなら、コラーゲンはマットレスのスプリング、エラスチンはスプリングを支える部分、
ヒアルロン酸は間にあるスポンジの部分に例えられます。