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表皮とは? 【その2】

表皮(ひょうひ)とは? 【その2】

表皮(ひょうひ)とは? 【その1】では、簡単に表皮の意味や、役割などを説明しました。

今回の表皮(ひょうひ)とは? 【その2】では、
具体的に説明するために表皮について、もっと掘り下げていこうと思います。

この表皮の中身は、一体どのようになっているかというと、


表皮の中身図


上記のようになっています。


上から順番に
「角質層(かくしつそう)または、角層(かくそう)ともいいます。」、「顆粒層(かりゅうそう)」、
「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」となっています。


まず、最初の「角質層」とは何か?


角質層は、いわゆるバリアの役割をしています。

レンガのように約数十層に積み重なってできている層で、水分が20%以上あります。

表皮のときにも触れましたが、
外部からの異物、細菌や、ウイルスなどといった刺激から、皮膚を守るための役割、
それから、体内の水分が蒸発しなように守ったりする働きが、この角質層です。

この保護作用が低下すると、外部の刺激から肌内部が守りにくくなるため、肌トラブルを起こします。

つまりここで、肌の状態、美しさなどが決まります。


次に「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」です。


「顆粒層」と「有棘層」は、特に覚える必要はありませんが、
ここで、重要なのが、「基底層」です。

実は、表皮と言うのは、
この基底層で基底細胞となり、有棘層で有棘細胞となり、顆粒層で顆粒細胞と成長しつつ、最後に角質層で角質細胞となります。

そして、最終的には、アカとなってはがれ落ちます。

このように表皮の細胞は、約28日周期、週にすると約4週間で入れ替わると言われています。

このサイクルが、ゆわゆる「ターンオーバー」というものです。


最後のメラノサイトについて


基底層には、メラニンを作るメラノサイトがあります。

シミの原因で有名ですが、
紫外線を浴びると基底層にある、このメラノサイトから、シミの原因になるメラニン色素が作られます。

ただ、勘違いしてはいけないのは、このメラノサイトは、むやみにメラニン色素を作っているのではなく、
メラニン色素が紫外線を吸収して、体内に悪影響を及ばないようにするために作られています。

そして、自分の間違ったケアなどによって、メラノサイトが活発に働くと、メラニンが過剰に作られてしまい、シミの原因となります。


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